日本がキューバを下し、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)初代チャンピオンになりました!!!
ちなみにMVPにはアメリカはもとより世界中の度肝を抜いた高レベルの日本先発三本柱(松坂、上原、渡辺)の一人、松坂選手が選ばれました。3人とも現地の評価は非常に高かったようです。
個人的には上原な気もしますが
投手成績数字で見ると松坂かな~。
どちらが選ばれてもなすばらしいピッチングでした。
最後がなければ渡辺俊介もよかったですけどね。
また、ベストナイン(投手は3人とDHがあるので12人)には、
松坂、里崎、イチローが選ばれました。
ところで今回の出来事を順を追って並べてみると・・・・・・・
1.日本代表チーム結成前から監督に内定していたミスタープロ野球が病に倒れる(だいぶ前ですけどね)。
2.そんな折、立ち上がったのはその男の戦友ににしてライバルの世界のホームラン王。
3.日本チームの軸と考えていた最強の1番と最強の4番。いずれもメジャーの第一線でプレーしている。
4.しかし、オープンで丁寧な性格な世界的スラッガーがまさかの出場辞退。逆に寡黙で個人主義だと思われていた安打記録保持者が参加を表明。練習でも今までにはない熱い一面を覗かせる。
5.一次リーグは順調。しかし因縁の相手には敗れる。
イチローにボールぶつけたときに韓国選手がベンチで大喜びでハイタッチをかわすというような場面もあった。
これには、イチローのあの発言(詳しくは
こちら)に対するわだかまりもあったかも。
6.渡米の前、療養中のミスタープロ野球より、「俺も一緒に闘おう」という意志で、日本の国旗をかたどったバッジを渡される。
7.2次リーグ一戦は優勝候補と目されたアメリカ戦。
しかし、日本はその力を見せつけ押し気味に試合を進める。
8.ところが8回、陰謀めいた誤審により入ったはずの1点が取り消されアウトになってしまう。
9.結局ペースを乱された日本は3-4でサヨナラ負け。
10.メキシコ戦は6ー1で勝ち、韓国との再戦。大挙詰めかけた韓国系アメリカ人の激しいブーイングの中試合は進む。
11.打球はライトファールグラウンドへ。
イチローは事前にフェンスの高さを肌で確認していたほどなので、大ファインプレーでとれると思われたが韓国ファンの妨害にあい捕れず。
珍しく怒り爆発のイチロー。
12.結局日本は2-1で破れる。
韓国チームは神聖なるマウンドに穴掘って国旗を立てるという野球人としての常識にあまりに欠ける行動に出る(ちと自分でもしつこい気がしてきましたが、まだ引っ張りますよ。一野球人として許せません)。それをじっとにらむイチロー。
13.日本が進むにはメキシコ×アメリカでアメリカが2失点して負けないといけないが無理そう。
メキシコチームが練習を切り上げてディズニーワールドに遊びに行ったと聞いてなおさらムリポと思う。
14.しかし、メキシコは例の審判ボブにホームランを2塁打にされるというあり得ない判定にマジギレ。2-1でアメリカを下す。
15.韓国と三度対戦。ここで不振のため控えに回された福留が意地を見せ、
復活の代打2ランホームラン。
16.その後の韓国ピッチャーの報復死球を皮切りに日本打線爆発。6-0の完全勝利。
17.なんと
世界最強の打線を誇り、アメリカ以上とも言われたスーパースター軍団ドミニカが敗退。キューバが日本の前に立ちふさがる。
18.決勝戦。日本は序盤攻めていくが、中盤から終盤、エラーをきっかけにキューバの怒濤の反撃が始まり1点差まで詰め寄る。
19.そんな危険なムードの中、
イチローの一閃がイヤな空気を切り裂く。値千金のタイムリー。
20.最後は守護神大塚がしめて日本世界一!!!
え、これどこの野球漫画?と思わず言ってしまいそうな展開です。
ちょっと配役に文句つけたい方もいるかもしれませんが
悪役;韓国、ボブ
優勝候補;ドミニカ
ラスボス;キューバ
とね♪
まさに
事実は小説より奇なり
野球は筋書きのないドラマという言葉がふさわしい波乱に満ちた大会でした。
キューバは強かった。
一次リーグではプエルトリコにコールドゲームを喰らい、2次でもドミニカに惨敗するなど、「やっぱメジャーの壁は厚いのか」と思われましたが、ここぞの勝負所に賭ける集中力はすさまじく、準決勝でドミニカを破ったときもそうですが、今回も隙を見つけたら一気に攻め込んでくるすさまじさはさすがでした。
しかし、いろいろ問題も残るには残りましたね。
ケチつけるみたいな言い方になりますが、今回日本は結局ドミニカ、ベネズエラといった優勝候補とは一回も闘うことがありませんでした。
これはアメリカが決勝までそれらの国と戦いたくない、という事情があったといわれていますが韓国とは3回もやったのに中南米の強豪とは結局一回も戦う機会がなかったというのも・・・。
彼等にどう対抗するのかも非常に興味あったので。
総評、というか評論家まがいのことは後でやりたいと思います。暇があれば。
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