理をふまえた上で、
その理をも裏切ること。
それが赤木しげるのセンス
「天」第2巻よりポーカーで、最初1と10のツーペアが入っていた赤木は
9と1を二枚捨て、10を2枚と7を引き入れフォーカードにしてしまう。
現役を退いて久しいのに、なおこれだけの資質を見せつける赤木しげるに対する室田の心のセリフ。
やたらと四暗刻やらでかい手やらをテンパったりしているが、あれは強運なのではなく、つまるところ
アカギだけに見える何かがあるということ。「天」ではそういった描写が所々にありますし、「アカギ」の、ニセアカギとのちょっとした勝負でも
牌が透けて見えるようなことを言ってましたしね。
そういう意味では、超能力じみた話を書かない福本漫画において、彼は異端とも言えます。
この人智を遙かに越えた能力と、少年時代から変わることのない死すらも全く恐れぬ(というか彼は
自分の死に興味がないらしいです。これも異端。)ギャンブル観と、それらによるどんな猛者をも手のひらの上で踊らせる悪魔じみた戦略で、無敗神話を作り、
神域の男とまで呼ばれたのです。
神域の男時代のアカギもいつか見たいですね。
多分、「アカギ」の頃のアカギと「天」の頃のアカギのいいところだけが合わさって(
足して二倍ってやつですね)手に負えなくなってるんではないか、と。
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そうだね。
〔超能力じみた話を書かない福本漫画において、彼は異端とも言えます。〕
そうそう、ほんとだ。気がつかなかったよ。
カイジは、なんか、最近、へたれすぎで、つまらん。アカギとか、銀とかが、やっぱり好きだな。。。おいら。